ははになる

一女二男の母です。

娘の勉強から見えてくる過去の自分

我が家の娘は小6です。

中学受験とは無縁の田舎の小学校に通い、のんびり勉強生活です。

そんな環境故か、先生達も割とのんびりと言うか...あまり勉強勉強言われてこなかったのですね。学校からの宿題はほんの少し(これは担任によるところも大きいようですが)繰り返し学習は家庭任せです。

そして、小5のときの担任の先生は「勉強?何だよそれ?もっとみんな遊ぼうゼ!今をもっと楽しんじゃいなyo!」と、子供にとっては天国のようなことをおっしゃる方でございました.....(遠い目)

当然のことながら授業もそのようなスタンスで進められていたらしく、他のクラスと比べると、のんきな娘が危機感を抱くくらいになっていました。

 

「ヤバい私、わかってないかも」

と、焦った娘は他のよくできるお友達の学習法をチェックし、どうやらその子達はチ○レンジをやっていることを突き止め、「私にもチ○レンジで勉強させてほしい」と自分から願い出るという某社が聞いたら大喜びしそうな、よく送られてくるDMのマンガそのものみたいな流れになりました。

このようなお願いごと(教材等を自分からやりたいと言う)を娘が言うのは初めてだったこともあり、「自分できちんとやる事」を前提としての教材購入がもうすぐ6年生になろうとする3月でした。

 

始めのうちは張り切ってやっていた娘。

しかし、1回あたりにこなす量が少なめに設定されている事を甘く見て、だんだんとやらずにためる量が増えていくという負のスパイラルに陥るまで5ヶ月ほど。

私もその時々で声をかけてはいたものの、赤○ン先生の提出はこなしており、手のかかる乳児を抱えている事を言い訳にすっかりチェックが甘くなっていました。

 

そして、教材をやってない事が私にバレちゃったんですね。先月の事です。

 

これ、私の子供の頃にもあるあるでした。

見つかったときは母にこってりしぼられ、今度こそちゃんとやりますと誓うものの長続きしない....という。

同じ轍を踏ませたくないと思いつつ、これからはちゃんとやりますと誓わせとりあえずやっていなかったところをやらせる....と、私が母にされたと同じ事をやりましたよ。

でも、夫の反応は違いました。

帰宅した夫に事の顛末を娘から報告させ「これからはちゃんとやります」と言うも、

「やらずにいたという事は、いらないって事だ。明日すぐに解約しなさい。」

え?というぐらいあっさり。

 

お父さんの言う事は絶対という暗黙のルールを熟知している娘は反抗せず、ただぽろぽろ涙をこぼすばかりでした。頭の中では色々な事がぐるぐるしていたと思います。

夫のためにもお断りしておきますが、普段夫は「お父さん絶対ルール」を振りかざすような事はしません。どちらかと言えば私にきつく叱られた子供達をフォローするような人です。

子供達がやりたい習い事や欲しいものの購入を決める時、本当は私一人で「いいよ」と言ってしまってもよいのかもしれないけれど、あえてそこに「お父さんに聞いてみてからね」と入れる事で、多忙で普段子供達と接する機会が少ない夫も、生活の中にちゃんと重みを持っていられるようにと夫婦で決めて積み重ねてきた結果の「お父さん絶対ルール」なのです。

 

子供達が寝た後、夫の考えを聞くと「親は事教材に関しては強く出れないことが多い。もう勉強しなくなっちゃうんじゃないかって心配で。子供にもそれを見透かされるようになっちゃ駄目だ。勉強は自分のためにやるもんなんだから。だから今回解約することで、ちゃんとしないと困るぞときちんと感じて欲しかったんだ。」とのことでした。

これから先、娘が再びやりたい勉強(教材や塾など)が出てきたらちゃんと相談できるようにフォロー頼むね、とも。

 

このことがあった翌日、下校した娘と二人でドーナツ屋さんに行き二人でお茶しながら話をしました。夫に言われていたフォーローもちゃんとしました。

話していて分かったのは、教材をやっていても分からないところ苦手なところはあったこと、そこは自力ではどうにもならなかったが親に相談して教えてもらうという選択肢は選びづらかった。(次男(10ヶ月)を抱えて余裕の無い母、多忙な父に遠慮があった様子)

 

これは、私たちも反省です。勉強に限らず他のことも相談するのを遠慮しているかもしれません。上の子達は小さな弟がいることで私たちが思う以上にこちらを気遣っているのかもしれません。もっと子供達から発信しやすい環境を整えていかなくてはと思いました。

 

娘の苦手は図形でした。

ああ、こんなところまで母に似るとは......。

私も苦手でした。共働きで忙しかった両親は色々な教材を揃えてはくれましたが、一緒に勉強というのをした記憶はほとんどなく...。小学生の頃の私はと言うと「苦手なところも時間が経てばいつの間にかできるようになっているんだよね〜」という変な持論があり、今の娘よりももっともっとのんきでした。いつの間にかできるようになる、なんてのが通用するのは小学生までで、中学に入ってからとたんに困った記憶があります。

 

小学校の成績なんて当てにならない、というのは過去の自分を見ても今回の娘とのことを振り返っても思います。

だって、成績だけ見たら何の心配も無いんです。

いやいやいや、ちゃんと理解してないよ?定着してないよ??というところでも、です。

これって、田舎ののんびり校だからかな〜?

 

現在の状況としては、娘が取りこぼしてきた苦手を克服するべく、親子で膝を突き合わせて日々勉強....と言った具合です。

私が過去に置いてけぼりにしてさぼった分が舞い戻ってきた....のかな?